と学会誌31号

発行: 2013/8/11

本当は恐ろしい江戸しぐさ(原田実)

  • 江戸時代のビジネスマナー「江戸しぐさ」が現代でも通じると話題になっていた(らしい)
  • 譲り合いなど道徳的な内容で共感を呼んでいるが、歴史的に事実ではないというのが主旨
  • ポイントは普及に努めているNPO法人江戸しぐさ」の越川禮子Wikipediaには「芝が江戸時代のマナーとして創作・捏造した「江戸しぐさ」を普及するための運動に従事」とある。

新説 大伴昌司怪獣解剖図のルーツは小野佐世男である(藤倉珊)

  • 大伴昌司は怪獣ブームの時、少年マガジン等の巻頭特集の怪獣の解剖図で有名(らしい)
  • 一世代前の小野小野佐世男のレントゲン女体図にインスパイアされたのでは、という説

天使はモブ、悪魔はおばさん(内海晋平)

  • 神、天使、悪魔は世界各国で共通で見られるモチーフ
  • 世界各国の天使画、悪魔画を見ると共通的なところがあって面白いという内容
  • 日本の天使のイメージと違って、世界の天使は神から派遣されたおっさんの集団であり、 天使画ではハンコで押したような同じ顔が並んでいる。
  • 悪魔は、単に嫌いなもの、醜いものを書いたように見える。井戸端会議のおばさんのように見えるものも。

世界の町おこし(光デパート)

お揃いのヘッドギアをつけた人たちの物語(近衛秀一)

トンデモ研究者列伝 第三回 -山口人生- (シ)

  • トンデモ研究者の紹介。この人は、P=NP問題はそもそも問題として成立していないことを発見したらしい。

図書館の予約の果てしない流れの果てに(大沢南)

  • 図書館で人気の本は、借りるまでの順番待ちで何か月も掛かるらしい
  • 一人が借りている時間はだいたい同じなので、グラフで見ると十分予測できる

傾(かぶ)け、熱き漢(おとこ)よ (平井亀二135)

  • ホストの格闘イベント

「マジメ」の一歩(前田裕之)

  • 昭和初期(1931年) に発行された「プロレタリア童話集 小さい同志」という本
  • プロレタリア革命家がマジメに子供向けに書いた本

電源ケーブル狂詩曲(寶来誠)

イギリスをローマ字で書くと「Igirisu」か「Igilis」か(明木茂夫)

  • 戦前から戦後にかけて、日本語から漢字を無くしてローマ字で表記しようという団体があった
  • その団体が作ったローマ字用例集には、いろいろな言葉がローマ字で表記されているが、けっこう奇妙。
  • 例えばイギリスは Igilis となっている。日本語の Igirisu でなく英語でもない、独自表記。

まんがで学ぶ成功企業の仕事柄ワタミ(ウンウンペンチウム)

  • ワタミの創業者の渡辺氏の自叙伝マンガ
  • 社会やお客様への熱い思いが描かれてる。それがブラックと呼ばれる原因になったのかも

これであなたもベストセラー作家になれる・・わけではない(藤倉珊)

  • ベストセラー本を書くノウハウ本
  • その方法は、売れてる本から少しずつ引用するというもの

美大卒展のトンデモ(大沢南)

  • 美術大学の卒業制作展、修了制作展のカオスぶりの紹介

涼宮ハルヒ角川春樹だった!?(山本弘)