■全体
- 入門の入門という感じ。中高生向けの本のようなシンプルさを感じた。
- 図は少ないが文字は大きく読みやすい。内容も薄い。が、goの概要をつかむにはこれぐらいでいいかもしれない。ただし、これを読んでgoに興味を持つことは無いと思う。ワクワク感が無い
- 2000円は高いかもしれない
■誤字誤植
- 初版のせいか、誤字・誤植が目立った。
- P72.本文と図で変数名(hoge)が合ってなかたり、P.73の「Addを呼び出して」とあるのに図にはAddが無かったり・・・
■文章
- ていねいな文章だが、話の流れが分かりづらいのが気になった。段落をまたがって前の話が続いていたりすることが多い
- また、頭に「えぇぇ〜!!?」が浮かぶ記述も多い。たとえばpiyo:=hoge[0:50] について、
スライス「piyo」は配列「hoge」の要素「0」から要素「50」までを切り取ったと いうことになります。つまり長さは「50」です
- えぇー?これだと長さは51じゃないの?
- ゴルーチンの説明で、デフォルトではマルチCPU環境でも本当に並列には動かない、というところで
次の方法のどちらかを取る必要があります。 1. 環境変数GOMAXPROCSに使用するCPUコアの数を投入してから実行 2. "runtime"をインポートして、runtime.GOMAXPROCS()に使うCPU コアの数を投入してからコンパイル 今回は後者の方法のほうがより手軽ですのでこちらを採用します。
- えぇー?どう考えても前者が手軽だし、何よりプログラムコードの修正が必要な方法はよくない。近いうちに解消されて記述が不要になるって書いてるのに・・・
■サンプルコード
■最後に
- 著者欄を見て驚いた。作者高校生だよ!!(正確には高専だが)
- そう考えると、よく書けてるような気もする