小学校で教える掛け算が可換でない

かけ算の順序にこだわる教師と出版社の皆様へ: ニュースの社会科学的な裏側
http://www.anlyznews.com/2013/11/blog-post_19.html


だいぶ前に話題になった件

1冊x円のノートを8冊買います。
代金をy円としてxとyの関係を式に表しましょう。

という問題に対して、x×8=y が正解で、8×x=y は不正解なことに異議唱えられている件。


初めてこの問題を見る人は、a×b=b×aなのは当然だろ!
と憤慨するけど、これは小学生の算数。

つまり、本当の掛け算はいずれ高学年で教わるものとして、
ここではあえて掛け算の導入として、交換律を制限した演算を
定義しているのかもしれない。
(あるいは、パラメタを単価と個数の場合に限定された演算)

x×yがx + x + ... + x (y個の和)として定義されているのならx×8と8×xは

x + x + ... + x = y
8 + 8 + ... + 8 = y

となり明らかに見た目が異なる。