Atari VCS - 日々のメモ＠はてな

AtariVCSでも背景が綺麗なゲームがあるがどうやってるのか。

例えば、

で紹介されている3Dのフットボールゲームとかヌルヌル動くし。
背景が左右対称のものが多いが、そうでないものもあったり。

そのあたり情報を探してみた。

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Atari VCS （１） ― その誇り高き血統：Runner's High!：So-netブログ
http://loderun.blog.so-net.ne.jp/AtariVCS_01

プレイフィールドと呼ばれる背景画面と、5枚のオブジェクトを表示することができる。前者はいわゆるBG面、後者はスプライトと理解していただければ話が早い。5枚のオブジェクトは、1枚のボール・オブジェクト、2枚のミサイル・オブジェクト、2枚のプレイヤー・オブジェクトで構成されている。

Asymmetrical Playfield Graphics

背景面横40ドットはPF0,PF1,PF2レジスタ（の20bit)で左の20ドットを指定し、右側20ドットは左側の複製または対称となる。但しスキャンラインの途中でレジスタの値を変えることで、左右対称じゃないグラフィックも出来る。

プログラマ向けのドキュメント

画面は単色の背景、プレイグランド（左20ドット、右20ドット）、ムーバブルオブジェクト（ミサイル×２、ボール、プレイヤー×２）で出来ている。
グラフィックコントローラは各オブジェクトの水平位置しか覚えていない。TVの水平スキャンのとき、それぞれのオブジェクトが有効かどうかに応じて、（かつ優先度に応じて）描画する。
水平方向の描画はオブジェクトにより異なる仕様を持っている。基本的にはリセット（RES)レジスタへの書き込みで特定の位置（現在のスキャンの位置）に設定し、HMOVEレジスタで＋７〜ｰ８だけずらす。（X座標を直接指定できない！）
垂直位置は、ラインスキャンに合わせて各オブジェクトをプログラムで有効・無効にすることで実現する。例えばボールを Y座標96で高さ2（ライン）に描きたいのならば、95ラインまでボールオブジェクトを無効にし、96ラインと97ラインの間だけ有効にして、再び無効にする。
CPUの1クロックは水平３ドットの時間に相当する。普通は２、３ライン置きにしか画面を更新できないようだ。同期のため水平ブランクを待つ命令がある。